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2/24 超絶技巧

明治、大正期に世界を驚かせた、壺、水差し、茶道具、香のお道具、人形などの焼き物を作った真葛香山展を観てきました。吉兆庵美術館蒐集の作品です。

今年は真葛初代 宮川香山没後100年になります。

1842年(天保13年)京都で代々焼き物を作っている京焼き窯元の家に生まれました。後に窯を横浜へ移し、真葛窯を開きます。四代にわたり隆盛を極めました。国内外から人気を博し、1876年(明治9年)フィラデルフィア万国博覧会で受賞して、ロイヤルコペンハーゲンなどヨーロッパの焼き物にも影響を及ぼします。

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外国風の焼き物、色釉手赤絵付水瓶(いろゆうでかえつきすいびん

絵師 三代目大雅堂に師事し、その絵付けの技も見事です。薩摩焼の技法に変わる高浮彫(たかうきぼり)と呼ばれる新しい技法、清朝の磁器を元に釉薬の研究、釉下彩の研究に没頭しその技法をものにします。その努力が評価されて、栄誉ある帝室技芸員に選ばれました。

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古い清水焼の作風を模倣した作品、繊細な筆遣いで菊の花が描かれている古清水意真葛窯水指(こみよみずいまくずがまみずさし)

1945年(昭和20年)の横浜空襲によって罹災し窯・家は全焼、真葛焼きは今ではまぼろしの焼き物になってしまいました。

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晩年に制作した傑作、褐色の高取釉の鉢にワタリガニが張り付いています。真葛窯変釉蟹彫刻壺花活(まくずようへんゆうかにちょうこくつぼはないけ

まさに、超絶技巧です。

 

 

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